なにかと荷物の多いネットワークエンジニア(以下、NE)は、仕事外の荷物はミニマルにしたい。そう、まずは財布から。
ノートPC、コンソールケーブル、LANケーブル、変換アダプタ、ときには検証用の機材まで。NEのカバンは、どうやっても軽くならない。だからこそ私は、仕事道具「以外」を徹底的に削ることにした。
この記事では、私が実際に毎日使っているミニマル財布「Secrid(セクリッド)miniwallet」を、実物写真付きでレビューする。先に結論を言うと、キャッシュレス派には文句なしにおすすめ。ただし、現金、特に小銭を普段使いする人には向かない。その理由も正直に書く。
ネットワークエンジニアの荷物は、なぜ減らないのか
NEという仕事は、物理レイヤーから逃げられない。
- 客先やデータセンターでの作業には、コンソールケーブルとUSBシリアル変換が必須
- 「念のため」のLANケーブル、SFPモジュール、変換アダプタ類
- ノートPCと充電器は当然として、検証端末が加わる日もある
つまり、カバンの中身は仕事都合でほぼ固定。削れる余地があるのは、財布・鍵・その他の私物だけだ。私物の中で最も体積と厚みを占めていたのが財布だった。
Secrid miniwalletとは
Secridはオランダ発の財布ブランドで、miniwalletはその代表モデル。構造は大きく2つの要素でできている。
- アルミ製の「カードプロテクター」:カードを収納するアルミケース。底のレバーを引くと、カードが段違いにスライドして出てくる
- レザーの外装:カードプロテクターを包み込み、お札や追加のカードを挟めるスナップボタン式のカバー
アルミケースはカードの物理的な保護に加えて、非接触ICのスキミング防止(RFID保護)も兼ねる。海外出張や人混みでの安心感は地味に大きい。
Secrid miniwallet実機レビュー
レバーを引くと、カードが「段違い」に出てくる
この財布の最大の見せ場がこれ。底面のレバーを親指で引くだけで、収納したカードが少しずつずれた状態でスライドして出てくる。目当てのカードを一目で選んで抜ける。
改札やレジの前で財布をまさぐる時間がゼロになる。この動作、一度体験すると普通のカード入れには戻れない。
サイズ感:カードとほぼ同じフットプリント
手を写す代わりに、よく使うカルディのカードを並べてみた。見ての通り、平面サイズはカードとほとんど変わらない。厚みはあるが、スーツのポケットにもジーンズの前ポケットにも普通に入る。
収納量:私の場合はカード4枚で運用
私が普段入れているのは以下の4枚。
- 身分証
- クレジットカード(メイン)
- クレジットカード(サブ)
- カード型の紛失防止タグ
紛失防止タグを財布そのものに入れておけるのは、カード型トラッカーならではの運用。財布を置き忘れてもスマホから即座に探せる。このタグの詳細は下記レビューで書いている。
AirTagじゃなくてよかった。荷物の多いネットワークエンジニアが選んだ紛失防止タグ
お札は外装のレザー部分に折って挟む。数枚なら問題なく収まる。
正直なデメリット:現金派・小銭派には向かない
ここははっきり書いておきたい。miniwalletには小銭入れがない。
- 小銭の居場所が基本的にない(外装に無理やり挟むのは現実的でない)
- お札も「折って挟む」スタイルなので、現金メインの人にはストレス
- 病院、ラーメン店の券売機、子ども関連の集金など、現金しか使えない場面が生活にある人は要注意
私はキャッシュレス決済に全振りしているので困っていないが、小銭を日常的に使う人がこの財布を買うと、確実に後悔する。その場合は小銭入れを別持ちするか、そもそも別の財布を選んだほうがいい。
こんな人におすすめ/おすすめしない
おすすめできる人
- 決済がほぼキャッシュレスで完結している人
- 荷物・ポケットの中身を減らしたい人
- カードのスキミングが気になる人(海外出張が多い人など)
おすすめしない人
- 小銭・現金を日常的に使う人
- カードを7〜8枚以上持ち歩きたい人
- ポイントカードや診察券が大量にある人
まとめ:仕事道具が減らせないなら、私物を削る
NEの荷物は仕事の性質上、簡単には減らない。だからこそ、私物のミニマル化は効果がでかい。財布をSecrid miniwalletに変えてから、ポケットの中は「財布・スマホ・鍵」で完結するようになった。
キャッシュレス派なら、間違いなく候補に入れていい一品だ。