ネットワークエンジニア(以下、NE)って、意外と出張が多い仕事なんですよね。
「ネットワーク機器って遠隔で設定するんじゃないの?」ってよく言われるんですが、実際は現地調査やキッティング、本番切替の立会いで全国どこへでも飛びます。気づけばJALも上級会員になっちゃうくらいには出張してきました。
そんな出張慣れしたネットワークエンジニアが、毎回カバンに入れてるグッズを全部出します。「○選」みたいに数を盛ったりはせず、本当に使ってるものだけをリアルにまとめました。
短期出張(日帰り〜2泊)と長期出張(3日以上)で分けて紹介するので、自分の出張スタイルに合わせて参考にしてもらえればと思います。
なお、現場での仕事道具(コンソールケーブル、LANテスター、ドライバー類)は別記事でまとめているので、そちらも合わせて読んでもらえると荷物の全体像が掴めるかなと。
👉 関連記事: 【現役NE直伝】ネットワークエンジニアが作業で持ち歩いている物品7選|「1本で2役」が最強
1. 移動を快適にする(飛行機・新幹線共通)
ノイズキャンセリングイヤホン
これは絶対に外せないです。隣の席のおしゃべりとか、機内のエンジン音、新幹線のトンネル走行音をシャットアウトできるだけで、移動中の疲労感が全然違うんですよね。
集中して資料作りたい時にも便利だし、寝るときの遮音用にも使えるので、出張族にとっては必需品レベルだと思います。
GaN充電器 + USB-Cケーブル
GaN(窒化ガリウム)タイプの充電器は、とにかく小さくて軽いのに高出力なのがありがたいんですよね。65W〜100Wクラスなら、ノートPC・スマホ・モバイルバッテリーを1台でまかなえます。
ケーブルは短めと長めを2本持っていくと、コンセントの位置を選ばずに使えて便利です。
モバイルバッテリー(PSE適合・機内持込OK)
これは絶対にPSE適合・機内持込可能(100Wh以下)のものを選んでください。出張先でモバイル機器が落ちると詰むので、保険として常にカバンの中に。
10000mAh前後のサイズ感が、容量と持ち運びやすさのバランス良いかなと。後述しますがホテルではテザリングを多用する関係で、スマホの電池消費が激しいので、モバイルバッテリーの重要度は出張族にとってかなり高めです。
着圧ソックス
これ、地味だけどかなり効きます。長時間のフライトや新幹線移動で足がむくむのを防いでくれるので、現地に着いた瞬間からシャキッと動けるんですよね。
到着してすぐに作業立会い、みたいな日程の時は特に重宝してます。
2. ホテル作業を成立させる(ネットワークエンジニアならではの装備)
ここからがネットワークエンジニアっぽい話です。出張先のホテルでも、メールチェックや日報、翌日の作業準備なんかで結局PC作業するんですよね。
USB-Cハブ
ノートPCのポートが少なくなった時代、これがないと何もできません。HDMI・USB-A・LAN・SDカードあたりが付いてるものを選んでます。
USB → 有線LANアダプタ + 短尺LANケーブル
これはネットワークエンジニアにこそオススメしたいアイテムです。
ビジネスホテルって、机の下にLANポートが用意されていることが結構あるんですよね。後述するとおり、自分は基本的にホテルのフリーWi-Fiは業務利用しない派なんですが、ホテルが提供する有線LANであれば(各ホテルのセキュリティポリシー次第ではあるものの)Wi-Fiよりは選択肢として検討しやすい場面もあります。
ハブにLANポートが付いていれば兼用できますが、独立したアダプタ + 短尺のカテ6ケーブルを1本忍ばせておくと取り回しが楽です。
延長コード(電源タップ)
これ、出張族あるあるなんですけど、ホテルのコンセントって意外と作業机から遠いんですよね。ベッドサイドにはあるけど机の周りにない、みたいなことが本当に多くて。
短い延長コードか、コンパクトな電源タップを1つ持っておくと、机に座ったまま充電しながら作業できるので快適度が段違いです。USBポート付きのタイプだと、さらに荷物が減らせます。
スマホ(テザリング用としても重要)
「持ち物」として書くのも今さらな感じはありますが、自分は出張中、ホテルでのネット接続をスマホのテザリングで賄ってます。
理由はシンプルで、ホテルのフリーWi-Fiって、業務で使うにはセキュリティ的に不安だからです。SSIDが本当にホテル提供のものか確認しづらかったり、宿泊客同士の通信分離がどうなってるかもブラックボックスだったりするので、お客様の機密情報を扱う立場としては避けたい接続なんですよね。
その点、自分のスマホ回線は出所がはっきりしてるので、テザリングで業務PCを繋ぐのが一番安心。最近は大容量プラン+無制限テザリングの組み合わせも選びやすくなったので、ポケットWi-Fiを別契約しなくても十分賄えます。
ただしテザリングはスマホの電池消費が早いので、前章のモバイルバッテリーがセットで必須になります。あと夏場は本体がかなり熱くなるので、放熱しやすい場所に置くのも地味なコツですね。
3. ホテル滞在を快適にする
ホテルでぐっすり眠れるかどうかで、翌日のパフォーマンスが本当に変わるんですよね。
蒸気ホットアイマスク
これ、自分のお気に入りグッズです。ホテルで寝る前に着けると、目の疲れがほぐれて入眠もスムーズになるんですよね。
出張中ってPC作業が長引きがちなので、目をリセットしてから寝るのが翌日への投資だと思ってます。眼精疲労対策については別記事でも詳しく書いてるので、デスクワーク多い方はそちらも参考に。
👉 関連記事: エンジニアの眼精疲労対策
耳栓
ホテルって隣室の物音とか、廊下の話し声とか、空調の音とか、思わぬところで眠りを妨げられることがあるんですよね。耳栓1セット忍ばせておくだけで安心感が違います。
携帯歯ブラシセット
ホテル備え付けの歯ブラシって、毛が硬すぎたり小さかったりで微妙なことが多いので、自分のを持っていく派です。普段使ってるものに近い使い心地のほうが、出張中も整います。
常備薬ポーチ
頭痛薬・胃薬・整腸剤・絆創膏あたりを小さなポーチに常備してます。
出張先で体調崩すと、知らない土地でドラッグストア探すのが地味にしんどいんですよね。「いつも飲んでるやつ」を持っていくのが一番安心です。
4. 持ち運びを支える
TSAロック付きスーツケース(ACEのキャスター取り外し可能タイプ)
スーツケースはACEのキャスターが取り外しできるモデルを愛用してます。
これ何が良いって、家で収納する時にキャスターを外して洗えるんですよ。出張先で空港やホテルの床を引きずってきたキャスターを、そのまま自宅のクローゼットに突っ込むのって地味に気になるじゃないですか。それが解決できるのが本当に良くて。
TSAロック付きなら飛行機の預け入れも安心。ヘビーユーザーほど、こういうメンテ性に投資する価値あります。
ガジェットポーチ
ケーブル類・充電器・ハブなんかをまとめて入れておくポーチ。これがないとカバンの中でケーブルが絡まって地獄を見ます。
仕切りが多めで、PCバッグの中に縦に入るサイズが取り回し良いです。
名刺入れ・メモ帳・耐水ペン
現地で初対面の方と会うことも多いので、名刺は多めに。メモ帳は耐水紙のものだと、屋外調査でも雨を気にせず使えます。
ペンも油性・耐水のタイプを1本入れておくと、ラックの中で汗だくになっても文字が消えないので安心です。
5. 3日以上の長期出張で追加するもの
ここからは長期出張で追加するアイテムです。短期なら不要ですが、3日を超えるとあるかないかで快適さが全然違ってきます。
圧縮バッグ(衣類用)
着替えのかさを半分くらいに圧縮できるので、スーツケースに余裕ができます。帰りに洗濯物と未着用の服を分けて入れられるのも便利。
速乾タオル
ホテルのタオルもいいんですけど、出先のジムに寄ったり、汗かいた時にサッと使えるタオルが1枚あると重宝します。マイクロファイバー素材なら乾くのも早いので、連泊でも使い回せます。
コンパクト洗濯洗剤(こだわりがある人だけ)
長期出張で全部の着替えを持っていくとスーツケースが膨らみすぎるので、ホテルのバスルームでちょこっと洗濯したい時に。
最近のホテルは備え付けの洗剤を用意してくれてるところも多いので、こだわりがなければ手ぶらで大丈夫です。肌に合う合わないがあったり、いつもの洗剤じゃないと気になる人だけ、1回分パックの個包装タイプを忍ばせておくといいかなと。
折りたたみエコバッグ
帰りのお土産入れにもなるし、ホテル内で着替えと洗濯物を分けて運ぶのにも使えます。1つ忍ばせておいて損はないアイテム。
ノンアイロンシャツ多め
これは持ち物というより服選びの話なんですが、長期出張はシワになりにくいシャツを多めに持っていくのが鉄則です。
ホテルでアイロンかける時間がもったいないので、ユニクロのスーパーノンアイロンシャツとか、形態安定シャツに切り替えてから出張のストレスがだいぶ減りました。
6. 念のために伝えておきたいこと
最後に、グッズ選びとは少し違うんですが、ネットワークエンジニアの出張で気をつけておきたいセキュリティの話を念のため書いておきます。ベテランの方には当たり前の内容ですが、これから現場に出る新人さんに届けばと思って残します。
ホテルのフリーWi-Fi(業務利用)
前章でも触れましたが、ホテルが無料で提供してくれるWi-Fiは便利な一方で、業務利用するにはリスクが高いと感じています。
SSIDが本当にホテル提供のものか確認しづらいですし、宿泊客同士の通信分離がどう設計されているかも基本的にブラックボックス。お客様の業務情報を扱う立場としては、どうしても踏み切れないんですよね。
なので業務PCをネットに繋ぐ時は、原則として自分のスマホでテザリング。プライベートな用途(動画視聴とか)で使う時も、機微情報のやり取りはしないようにしています。
外部記憶媒体(USBメモリ・ポータブルSSD等)
USBメモリやポータブルSSDなどの外部記憶媒体は、出張に持ち歩かないのが基本です。お客様の業務情報を扱うネットワークエンジニアにとって、私物の記憶媒体はそれだけで情報漏えいリスクになります。
検証ログやパケットキャプチャを持ち帰りたい場面はありますが、そこは会社支給のセキュアな手段(暗号化ストレージや承認された社内クラウド)を使うのがルール。便利そうに見えても私物デバイスに業務データを入れるのはNG、というのは現場に出る前にしっかり頭に入れておきたいところです。
まとめ
ネットワークエンジニアの出張グッズ、自分が実際に使ってるものを全部出してみました。
短期出張なら最低限の作業環境とリラックス用品で十分ですが、3日を超える長期出張は衣類管理と洗濯まわりが効いてくる、というのが個人的な実感です。
特にテザリング前提のネット環境構築と延長コード・有線LANアダプタあたりは、ネットワークエンジニアならではの「ホテル設備に頼り切らない」「セキュリティと作業効率を両立させる」という発想で持っていくと、出張先での作業の質が一段階上がるのでおすすめです。
現場での仕事道具(コンソールケーブル・LANテスター・ドライバー類)については別記事でまとめているので、そちらも合わせて読んでもらえると、ネットワークエンジニアのカバンの中身が一通り掴めるかなと思います。
👉 関連記事: 【現役NE直伝】ネットワークエンジニアが作業で持ち歩いている物品7選|「1本で2役」が最強
出張族のネットワークエンジニアの方の参考になれば嬉しいです。