Packet Tracerは、Ciscoが無料で提供しているネットワークシミュレーターです。CCNAの勉強で「手を動かす」ために絶対に使ってほしいツールで、これなしで合格するのはかなり難しい。
「難しそう」と思われがちですが、基本的な操作は30分あれば覚えられます。ここでは実際に手を動かしながら覚えられる3つの練習を紹介します。
Packet Tracerのダウンロード方法
Packet TracerはCisco Networking Academyに無料登録するとダウンロードできます。メールアドレスがあれば登録できるので、まずここから始めてください。
Cisco Networking Academy(無料登録)
練習1:PC同士をケーブルで繋いでPing疎通を確認する
一番最初にやるべき練習です。PC2台とスイッチを配置してIPアドレスを設定し、Pingを打って通信できるかを確認します。
この練習で「IPアドレスの設定→疎通確認」という基本の流れが身につきます。参考書で読んでいた内容が「あ、こういうことか」と具体的になる瞬間がここです。
手順
- PC × 2台、スイッチ × 1台をキャンバスに配置する
- PCとスイッチをストレートケーブルで接続する
- 各PCのIPアドレスを設定する(例:192.168.1.1/24 と 192.168.1.2/24)
- コマンドプロンプトから「ping 192.168.1.2」を実行して疎通を確認する
練習2:ルーターで異なるネットワークを繋ぐ
スイッチだけでは同じネットワーク内しか通信できません。異なるネットワーク間の通信にはルーターが必要——これが「ルーティング」の基本概念です。
PC2台を別々のネットワークに置き(例:192.168.1.x と 192.168.2.x)、間にルーターを挟んでルーティングを設定することで、異なるネットワーク間でもPingが通るようになります。ここで「デフォルトゲートウェイ」の意味が腹落ちします。
練習3:VLANを設定してネットワークを分割する
同じスイッチに繋がっているPCでも、VLAN設定をすることで通信を分離できます。「VLAN 10」と「VLAN 20」に分けてPCを割り当て、同じVLAN内は通信できるが別VLANには届かない——という設定を実際に作ってみてください。
CCNAの試験ではVLANのシミュレーション問題がよく出るので、この練習は特に重要です。
Packet Tracerを使うメリット
参考書を読んでいるだけだと「知っている」止まりになりますが、Packet Tracerで実際に設定すると「使える知識」になります。試験本番のシミュレーション問題も、ここで慣れておくと焦らずに対処できます。
操作を覚えるというより「ネットワークの動き方を体感する」ツールとして使ってください。1週間くらい使い続けると、参考書の理解がガラっと変わります。