ネットワークエンジニアの1日|設計・構築と運用監視のリアルな仕事内容

「ネットワークエンジニアって、毎日何してるの?」

未経験からこの仕事を目指している人にとって、「実際の1日」が見えないと働くイメージが掴みにくいと思います。

この記事では、現役ネットワークエンジニアの私が「リアルな1日」をそのまま書きます。「思ってたのと違う」と感じる部分もあるかもしれませんが、それが実態です。

私は「設計・構築」メインのポジションなので、運用監視の方とは1日の流れがだいぶ違います。両方のパターンを紹介します。

設計・構築エンジニアの1日(私の場合)

9:00 出社・メール確認

まずメールとチャットを確認。案件の進捗、機器の納品状況、ベンダーからの問い合わせなどを一通りチェックするだけで30分くらい使います。朝イチでミーティングが入っている日は、席に着く間もなく会議室へ直行することも。

9:30〜12:00 設計作業

ここが一番集中する時間帯です。ネットワーク構成図の作成、コンフィグ(設定ファイル)の作り込み、パラメータシートの記入…。

Excelとテキストエディタとにらめっこするのがこのフェーズの基本スタイルです。華やかさは皆無ですが、ここでミスをすると現場で大惨事になるので、一行一行を慎重に確認しながら進めます。

「ネットワークエンジニア」と聞くとサーバールームでカッコよく作業してるイメージがあるかもしれませんが、実際の業務の7割はこういうデスクワークです。

12:00〜13:00 昼休み

昼ごはんを食べて一息つく時間です。込み入った案件が続いている時期は、この1時間が地味にありがたい。

13:00〜15:00 構築作業 or 検証

午後は手を動かす作業が多いです。検証環境でルーターやスイッチの設定を投入して、想定通りに動作するか確認します。

この検証作業がけっこう楽しい。設計した通りにOSPFのネイバーが上がって、ルーティングテーブルにルートが載った瞬間は「よし」ってなります。逆にうまくいかないと「なんでだ…」と延々コンソールとにらめっこするハメになりますが。

当サイトのCCNA想定問題を作るときも、この検証の時間に「ついでにこれも試してみよう」と問題のネタを見つけることが多いです。

15:00〜17:00 打ち合わせ・ドキュメント作成

お客さんや社内チームとの打ち合わせ。設計内容の説明や、スケジュールの調整など。

打ち合わせの後は議事録を書いたり、設計ドキュメントを修正したり。ドキュメント作成の時間は想像以上に多いです。「コンフィグを書くのが仕事」と思われがちですが、実態は「ドキュメントを書くのが仕事」に近いかもしれません。

17:30〜18:00 退勤

定時で帰れる日もあれば、案件が佳境に入ると残業もあります。ただ、ネットワークエンジニアの残業は「障害対応」か「納期直前」に集中する傾向があって、毎日ダラダラ残業するタイプの仕事ではないです。

運用監視エンジニアの1日(未経験者が最初に経験するポジション)

未経験から入社すると、まずこのポジションからスタートする方が多いです。

シフト制が多い

運用監視はネットワークを24時間365日監視する必要があるので、シフト勤務が一般的です。「日勤→日勤→夜勤→明け→休み」みたいなローテーション。

生活リズムが不規則になるのがデメリットですが、平日の昼間に自由な時間ができるのはメリットでもあります。資格の勉強に充てている人も多いです。

基本は「監視画面を見る」仕事

監視ツール(ZabbixやNagiosなど)の画面を見て、アラートが出たら手順書に従って対応する。異常がなければ定期的なチェックとレポート作成。

正直、暇な時間もあります。その時間に資格の勉強をしたり、ネットワークの仕組みを調べたりしている人が伸びます。

アラートが鳴ったら出番

機器のダウン、回線の断、CPU使用率の異常上昇…。アラートが鳴ったらマニュアルに沿って初動対応をします。自分で判断できない場合は上位エンジニア(設計・構築担当)にエスカレーション(引き継ぎ)。

ここで「なぜこのアラートが出たのか」を自分でも考える癖をつけると、構築・設計へのステップアップが早くなります。

ぶっちゃけ、きついこと

いい話ばかり書いても仕方ないので、正直にきつい部分も書きます。

障害対応は精神的にくる。 「ネットワークが落ちた」って、その会社の業務が全部止まるということ。電話はガンガン鳴るし、お客さんからのプレッシャーもある。冷静に原因を切り分けながら、同時に状況を報告しなきゃいけない。慣れるまではかなりストレスです。

地味。 何度も言いますが、本当に地味です。ネットワークが正常に動いているとき、誰も感謝してくれません。当たり前のように使っているから。でも止まると怒られる。この非対称性は永遠のテーマです。

勉強し続ける必要がある。 Wi-Fi 6、SD-WAN、SASE、ゼロトラスト…。新しい技術が次々出てくるので、キャッチアップを止めたら置いていかれます。

それでもこの仕事が好きな理由

きつい面もあるけど、私はこの仕事が好きです。

理由は「全部つながる」感覚があるから。物理的なケーブル配線、レイヤ2のスイッチング、レイヤ3のルーティング、セキュリティ、クラウド連携…。これらが全部つながって1つのネットワークとして動く瞬間が、たまらなく面白い。

あと「手に職がある」安心感。ネットワークがなくなることは当分ないので、食いっぱぐれる心配が少ないのも大きいです。

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