「ネットワークエンジニアって未経験でもなれるの?」
よく聞かれるんですが、なれます。断言します。
ただ、少しだけ条件があるので、そこを正直に話します。
私は今、企業や公共機関のネットワーク設計・構築をやっているんですが、うちのチームにも元営業、元飲食、元公務員から転職してきたメンバーが普通にいます。特殊な才能があったわけじゃなく、ちゃんと手順を踏んだから今ここにいる、という感じです。
この記事では、私が現場で見てきた「未経験から入ってうまくいった人」と「少し遠回りしてしまった人」の違いも含めて、リアルな話をしていきます。
ネットワークエンジニアって何する仕事?
最初に言っておくと、プログラミングの仕事じゃないです。これはかなり誤解されています。
ネットワークエンジニアの仕事を一言で表すと、「会社のインターネットやLANが問題なく動くように、裏側で支える人」です。具体的には、ルーターやスイッチにコマンドを打って設定する、「ネットに繋がらない!」というトラブルに駆けつけて原因を突き止める、新しいオフィスのネットワーク配線を設計する、といった仕事です。
派手さはないです、正直なところ。Webエンジニアのように「このサービス、俺が作ったんだよ」と見せられるものがあるわけじゃない。
でも、自分が設計したネットワークの上で何千人もの社員が毎日仕事してると思うと、静かに誇らしくなるんですよね。
未経験から目指すなら、この順番でやる
まず最初に:CCNAを取る
これが大前提です。
ネットワークエンジニアの求人を検索してみてください。非常に多くの求人に「CCNA保有者優遇」と書いてあります。持っていないと書類選考の時点で弾かれるケースが実際にあるので、まずはここをクリアしましょう。
「資格より実務経験じゃないの?」と思うかもしれません。もちろん経験は大事です。でも未経験の人にはそもそも経験がないわけで、「この人はネットワークの基礎を理解しています」と証明する手段がCCNAなんです。
CCNAの具体的な取り方は別の記事で詳しくまとめているので、そちらを参照してください。独学でも2〜4ヶ月あれば取れます。
力試し用に想定問題も作っているので、「CCNAってどんなレベル?」を知りたい方はこちらも確認してみてください。
次に:転職活動を始める
「完璧に準備できてから動こう」と思っていると、いつまでも動けません。本当にそうです。
CCNAの勉強中でも、並行して求人を見始めてOKです。「どんな求人があるのか」を知ると勉強のモチベーションが変わります。「こういう仕事に就けるんだ」というイメージが持てるようになるからです。
未経験者が最初に狙えるポジションは、正直なところ限られています。
ネットワーク運用監視(NOC)が一番入りやすいです。既存のネットワークを監視して、アラートが鳴ったら対応する仕事で、ここからスタートする人が最も多い印象です。
ヘルプデスクやテクニカルサポートも選択肢になります。「ネットに繋がらないんですけど」系の問い合わせに対応する仕事で、電話やメール対応が中心ですが、実務を通じて基礎力が着実に身につきます。
最初から設計の仕事に就くのは難しいですが、運用や構築補助で1〜2年経験を積めば、設計にステップアップするチャンスは十分あります。
IT専門の転職エージェントを使うと、未経験OKの求人を効率よく見つけられます。
レバテックキャリア
「まだ転職する気はないけど、どんな求人があるか見てみたい」くらいの感覚で全然大丈夫です。無料で使えるので、情報収集目的だけでも十分活用できます。
そして:実務をやりながら次を考える
入社したらひたすら実務です。CCNAで学んだ知識がそのまま使える場面がたくさん出てくるので、「あ、あれってこういうことだったのか」と腑に落ちる瞬間が楽しいです。
1〜2年経ったら、次のステップを考え始めましょう。
CCNPを取ることで、「運用しかできない人」から「設計もできる候補」へと評価が変わります。またAWS認定資格も最近需要が高く、ネットワーク×クラウドの組み合わせは現場で重宝されます。
独学がしんどい人へ
ここまで「CCNAを独学で取って転職」という話をしてきましたが、独学が合わない人もいます。参考書を開いても頭に入ってこない、1人だと勉強が続かない、そもそもITの基礎知識がなくて何から手をつけていいか分からない、という方はスクールを使う選択肢も十分アリです。
ネットビジョンアカデミー
ネットビジョンアカデミーは、無料でCCNA取得を目指せるネットワークエンジニア専門のスクールです。資格取得から就職サポートまでセットになっているので、「勉強も転職も1人でやり切るのはきつい」という方には向いています。無料の説明会もあるので、まず話を聞いてみることから始めてみてください。
こういう人が向いています
私が現場で「この人はネットワークエンジニア向きだな」と感じる人の特徴を挙げておきます。
一番は、「なんでこれ繋がるんだろう?」「なんで繋がらないんだろう?」が気になる人です。この好奇心があれば十分です。あとは地道な作業を黙々とこなせること。コンフィグのチェックやログの読み解きは地味な作業ですが、これを「つまらない」ではなく「パズルみたいで面白い」と感じられるなら、適性があります。
逆に、「自分でWebサービスを作りたい!」という志向の方には、ネットワークよりWebエンジニアの方が向いているかもしれません。ネットワークエンジニアの仕事は地味な部分が多いので。
でもその分、「この会社のネットワーク全部、自分が設計したんだよな」という静かな達成感は、なかなか他の仕事では味わえないものがあります。
まとめ
未経験からネットワークエンジニアになるステップはシンプルです。CCNAを取り、転職エージェントで求人を探し、運用からスタートする。
考えすぎず、まず動く。最初の一歩はCCNAの勉強です。