CCNAのおすすめ参考書はこの2冊だけ|現役エンジニアが本音レビュー

「CCNAの参考書、多すぎてどれ買えばいいか分からない」

めちゃくちゃ分かります。Amazonで「CCNA」って検索すると大量に出てくるし、レビューもバラバラだし、そもそも3,000〜4,000円する本を「ハズレだった」ってなったら地味にショックですよね。

なので今回は、現役ネットワークエンジニアの私が本当に使える参考書だけを厳選して紹介します。

先に言っておくと、CCNA合格に必要な参考書は2冊だけです。あれもこれも手を出すのは逆効果。「教科書1冊+問題集1冊」を完璧にやり込む方が、3冊を中途半端にやるより圧倒的に合格に近づきます。

結論:この2冊を買えば間違いない

1冊目:通称「白本」(教科書)

CCNAの参考書と言えばこれ。業界では「白本」と呼ばれていて、CCNA受験者の大半が持っています。

何がいいかというと、とにかく図解が多い。ネットワークって目に見えないものを扱うので、文字だけだと「何言ってんだ?」ってなるんですよ。白本はそこを分かっていて、ほぼ全ページに図や表が入っています。

私もCCNAの想定問題を作るときに改めて読み返したんですが、今見ても「ああ、初学者にはこの説明がいいよな」って思う箇所がたくさんありました。

使い方のコツ

1周目は「全体を流し読み」でOKです。完璧に理解しようとすると最初の3章くらいで挫折します。分からないところはマーカーだけ引いて、とにかく最後まで読み切ってください。

2周目で「理解」を深める。1周目で分からなかった箇所が、後ろの章を読んだことで「あ、そういうことか」と繋がる瞬間があります。

3周目は苦手な章だけ重点的に。ここまで来たら問題集と並行してOKです。

参考書を使った具体的な学習手順はCCNA合格ロードマップで解説しています。

白本の章ごとのペース配分

「1日何ページ読めばいいの?」と聞かれることが多いので、目安を書いておきます。白本は全部で約10章ありますが、章によって重さが全然違います。

サクッと読める章(各1〜2日):ネットワーク基礎、OSI参照モデル、ワイヤレス、自動化。概念を理解するだけなので、そこまで時間はかからない。

じっくり読むべき章(各3〜5日):IPアドレス・サブネット計算、VLAN・STP、ルーティング・OSPF、ACL・NAT。ここがCCNAの核心。特にサブネット計算は「読んで理解する」だけじゃなくて、自分で計算する練習が必要なので時間がかかります。

1周目はざっくり3〜4週間で読み切るイメージ。完璧に理解しようとして1章に1週間かけると、後ろの章を読む前にモチベーションが消えます。分からなくてもマーカーだけ引いて進んでください。

2冊目:通称「黒本」(問題集)

白本とセットで使う問題集。こちらは「黒本」と呼ばれています。

白本と同じシリーズなので、章立てがほぼ対応しています。「白本の第3章を読んだら、黒本の第3章を解く」という交互学習ができるのが最大のメリット。

問題の難易度は本番よりちょっと易しめかなという印象ですが、基礎固めにはちょうどいいです。これを全問正解できるようになったら、本番でも戦えるレベルです。

使い方のコツ

1回目で間違えた問題にマークを付ける。2回目はマーク付きの問題だけ解く。3回連続正解できたらマークを外す。最終的にマークがゼロになれば合格圏内です。

白本×黒本の最強の使い方

この2冊は同時並行で使うのが一番効果的です。

やり方はシンプル。白本の第1章を読む → 黒本の第1章を解く → 間違えたところを白本に戻って確認 → 白本の第2章に進む。このループを繰り返すだけ。

「白本を全部読み終わってから黒本に取りかかる」やり方だと、最初の章の内容を忘れちゃうんですよね。交互にやることで、インプットとアウトプットのサイクルが短くなって、記憶の定着率が段違いに上がります。

2周目以降は、黒本で間違えた問題だけ解きます。3回連続正解できたらその問題は卒業。最終的に間違える問題がゼロになったら、合格圏内です。

3冊目を買うなら何がいい?

「2冊だけで本当に大丈夫?」と不安な方もいると思います。

正直、白本と黒本をちゃんとやり込めば足ります。でもどうしてもう1冊追加するなら、Ping-t(Webの問題演習サイト)の有料プランか、当サイトの無料問題集を併用するのがおすすめです。

当サイトのCCNA想定問題集は、白本・黒本とは別の切り口でオリジナル問題を作っています。「黒本の答えを覚えちゃった」という段階で使うと、本当に理解できているかのチェックになります。

おすすめしない参考書の特徴

せっかくなので、「これは避けた方がいい」という参考書の特徴も書いておきます。

発行年が古いもの。 CCNAは2020年に大幅改訂されて、試験範囲がガラッと変わっています。それ以前の参考書を買うと、自動化やワイヤレスの範囲がまるごと抜けていたりします。必ず「200-301 CCNA」対応と書かれているものを選んでください。

分厚すぎるもの。 700ページ超えの辞書みたいな本は、通読に向いていません。辞書的に使うならいいですが、最初の1冊には白本くらいのボリュームがちょうどいいです。

日本語が分かりにくいもの。 海外の参考書を翻訳したものは、直訳っぽくて読みにくいことがあります。白本は日本人著者が書いているので、そのあたりのストレスがないです。

参考書だけで合格できる?

できます。ただし、参考書+問題集+Packet Tracerの3点セットが前提です。

参考書だけ読んでも、コマンドを打つ練習をしていないとシミュレーション問題で詰みます。Packet Tracerは無料なので、必ず併用してください。

学習全体の進め方は以下の記事にまとめています。

参考書に関するよくある質問

Q. 白本と黒本、どっちを先に買えばいい?

白本が先です。黒本は問題集なので、基礎知識がない状態で解いても意味が分かりません。白本を1周読んでから黒本を始めるのがベスト。予算に余裕があるなら2冊同時に買って、章ごとの交互学習をおすすめします。

Q. 中古の参考書でも大丈夫?

「200-301 CCNA」対応の版なら中古でもOK。ただし2020年改訂前の旧版(ICNDやR&S対応のもの)は試験範囲がまったく違うので絶対に買わないでください。Amazonで中古を買うときは、必ず「200-301」の表記を確認してください。

Q. 英語の参考書(OCG)は必要?

Cisco公式のOCG(Official Cert Guide)は英語が読める人には最強の教材ですが、1,000ページ超えの鈍器みたいな本なので、日本語の白本で十分合格できます。英語が得意で、かつCCNP以降も見据えている方なら挑戦する価値はあります。

Q. 参考書だけで合格できる?

参考書+問題集+Packet Tracerの3点セットが前提です。参考書だけだとシミュレーション問題に対応できません。Packet Tracerは無料なので必ず併用してください。

まとめ

CCNAの参考書は「白本+黒本」の2冊で十分。これが私の結論です。

あれこれ迷っている時間がもったいないので、今日この2冊をポチって、明日から1ページ目を開いてください。それが合格への最短ルートです。

PR